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キャラメルボックス「夏への扉」



舞台の感想はネタバレ気にするとTwitterでは吐き出しにくいなと思って久しぶりにブログを作りました。最初は昨日観たキャラメルボックスの「夏への扉」です。



これぞキャラメルボックスっていう作品で最高だった。


7年前の3月にもこの作品が上演されていたのは知っていて、このセットが震度5で揺れたらそれは怖かっただろうなって思った。

地震が起きた時に劇場にはいたくないと思うけど、キャラメルボックスだったら大丈夫かもって思う。


とにかくやることが多そうなのはTwitterやブログを読んでいて知っていたし、あといつも以上に劇団員がツイートでこの劇ができることが誇らしいというようなことを書いていて何かハプニングがあったのかななんてぼんやり気にしていたのだけど、始まってしまえばそんなことは気にならなくなって、物語の中に入り込まされました。


今回特にびっくりしたのは身体能力の高さ!あのダンスができるのだからそりゃそうなんだけど、筒井さんがボストンバッグに入ってるところとか、それぞれのロボットの動きとか、バク転で飛び込んで来た看護師さんは元ウルトラマンだったり笑


気持ちをぐーっと持っていかれたのは、1回目のコールドスリープとダンス、リッキーもコールドスリープしてたとわかった時、最後の扉のシーン


1回目のコールドスリープの時すごく辛くてそのままダンスに突入してこれから物語が始まるよってわかるのなんてタイミングと思った。


そしてリッキーの天真爛漫な少女から聡明な女性への成長に感動。衣装が変わってるのもだけど、佇まいでそれを表現するれいちゃん!!

 

それと対称的なベルの30年の変化もすごかった。落ちぶれたらこうなるんだろうなっていうのが。


ダニエルが31年前に飛んだ時のもともとその時代にいたダニエルはどうなったんだろうとか、11歳のリッキー→ダニエルおじさんはともかく逆はどうなんだとかも思わないでもなかったけど…。タイムスリップ関係で感じた矛盾は、もう一回観たり原作読んだりしたら解決する気はしてるので原作も読みたいです。 



あと余談だけど、れいちゃんのこのツイート


https://twitter.com/kimre1227/status/966736021785165824


と、開演前にスロウハイツと太陽のautumnが流れたこと、辻村深月を見かけた気がしたこともあって、原田樹里ちゃんと大内さんを見るとどうしてもスロウハイツの神様を思い出してじーんと来てしまった。


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