劇団四季「ライオンキング」感想
小学校の鑑賞教室的なので人間になりたがった猫を観て以来の劇団四季でした。
最近ひとりで劇を観に行くのが当たり前になってるし、それもそれで楽しいけど、劇団四季は前から観たいと言ってる友達がいたので、友達と観に行けたのもうれしかった。
学生割引をつかって2階席だったけど、傾斜がすごくて前の人の頭で見えにくいとかが全然なかった。1番端だったので、階段の1番上にいる人がよく見えなかったのは残念だったけど
こうあう劇場のつくりもそうだけど、ホスピタリティがすごかった
劇団専用の劇場があって、しかも同じ演目を20年も続けて上演していて、それだけでなんてことだろうと思うけど、
夏休みということもあってか、子どもがたくさんいて、子ども連れでも行きやすいようになってるなーと思った
1幕の途中で同じ列のお子さんが一回出て、戻ってくる時に列がわからなくなっていて、つい、ここですよ、とついスタッフの人に手で指したら、休憩中にお礼を言われてしまったり
小さい時からこんな劇を観られるなんて素敵
オープニング、2階席のすぐ目の前にキャストが現れてびっくり、そして歌がめちゃめちゃに上手い(当たり前といえばそうだけど)
次々に出てくる動物たちの動きとセットのすごくて、
命そのものに触れたような感じがして、涙が出そうだった
最後、シンバとナラの間に子どもが生まれて、冒頭と同じことが繰り返されて、こうやって生命は巡っていくのだと観せられた
あとで調べたらあの曲はサークルオブライフという名前で、この話はそういう話だったんだなと。
2幕の最初は今度は鳥が劇場中を飛び交うところ、これもまた風を感じるような、すごかった
一番目が離せなかったのはスカー
頭と体の動きを連動させてるのがすごかったというのもあるんだけど、
ただ愛して欲しかっただけだったんだろうな
でも全然上手くいかなくて、最後は味方ではないけど協力者であったハイエナに食い殺されてしまう、救いのない結末でつらかった
最近、悪役の方の気持ちが気になることが多い、気がする
シンバとナラの子役の子もすごかったなあ
情緒がないけど、とても訓練されている、と感じてしまったけど、そんなところ含めてあの子たちのエネルギーに力をもらったように感じる
今年で上演20周年らしいんだけど、本当にすごい
あのクオリティで素晴らしい作品を全国で上演し続ける劇団四季は本当に人類の財産だと思った。大げさだけどそういうレベル
劇団四季だけじゃなくて、お金がかかってることを感じさせるエンターテイメントはエンターテイメントにそれだけのお金をかけることにも感動してしまう
アラジン、ジーザスクライストスーパースター、ウィキッドなどなど、気になっているのもあるし、もっとたくさん観たいと思いました