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ミス・ダンデライオン/水平線の歩き方

2/6@博品館劇場



ミス・ダンデライオン



調べたら初演は2006年、わたしがこの物語に触れたのは2012年だった。原作書かれたのもっと前だろうし、2022年の物語ではないよなあ、と思ったけど、懐かしさで胸がいっぱい。 




細かいところはあんまり覚えてないかもと思ってたけど、セリフ全然覚えてた。


知ってるギャグが出てきて、これ知ってる!って笑いが出るのはじめての感覚。


未来に吹き飛ばされる、その時風が強く吹く、なんてクロノスの特徴ですら懐かしい。




15年以上経てば、価値観も変わるし、常識も変わるんだなあって。

キャラメルボックスだったら変わらないのかもしれないけど……


わたし自身も高校生だった時から、10年近く経てばそれは考え方も変わるよなってことをしみじみと感じた。





続いて、

水平線の歩き方




観るのは初めて。

こちらはまったく色褪せない物語で驚いた。


俺にはラグビーしかない、と強く思えるようなものもなく、これからの長い人生どうやって生きたらいいのかと呆然としがちな私にはまぶしく、背中を押される話だった。



綾さんすごく久しぶりに観たけど、やっぱり好きだった。声と表情のあたたかさよ。


水平線まではたったの4.4km、歩いたら1時間で行ける。

お母さんが部屋を出て行く時の背景の水平線の青が爽やかだった。



絶望の淵に立たされて自暴自棄になった主人公が再び歩き出すみたいな話は、キャラメルの定番だけど、何回観ても涙出てきちゃうなあ。