キャラメルボックス「リトル・ドラマー・ボーイ」
毎年楽しみにしているキャラメルのクリスマス🎄12/21夜の回を観てきました
TWOと主人公が同じということで、YouTubeで公開されていたリーディングを観てから行きました
鍛治本さんがトオルをしていたのも観たので最初からすっと物語に入っていけたし、
十文字さんも去年から知っているのもあって、不思議と、もっとずっと前から知ってる人の話みたいに感じた
TWOからずっとトオルが自分が治したいから治すんだって、見過ごすことができないって叫んでいるのが印象的
誰かに何かをする代わりに自分を傷つけてしまう系の話はあるけど、そういう人たちってどこか儚いことが多い気がして、でもトオルはすごく生きてるって感じがする
相変わらずスリーピースが似合いすぎる十文字さんは、家の中を自由に動き回るのがなんだかかわいらしくて憎めない
そしてもう1人の殺人代行業な畑中さん!
いいところまったくない役だけど、かっこよかった
少しキャロリングを思い出した、あの役はいいところもある役だったけど
あと、カーテンコールで畑中さん鍛治本さん阿部さんの並びなのぐっときた
ステッキの扱いが上手すぎる西川さん~先生~
いつもよりしっかり者感のある美咲ちゃんかわいかった
お得意のちょっと情けない大内さんとちゃきちゃきの春世さん夫婦もかわいかった
切迫流産のところはなんて残酷な話にするんだと思って泣きそうだったけど、この夫婦はこれからもトオルに力を使うなって言い続けるんだろうなと思える、あったかい夫婦だった
森めさんせりなちゃんは、トオルに妹を治してもらえないかなと下心つきで手紙出したり、麻痺のこと知ったらやめようと思ったり、最後によろこんだり、すごくリアルだなあと思ったのでした
エンジェルボールの時にも思ったんだけど、バラエティー番組的な笑いをとるネタは、確かに客席はそれなりにウケているけども、人が人を想う気持ち、と言うならそろそろ感覚を現代にあわせてほしいなとも思った
これを書いて思ったけど、キャラメルボックスの話って寓話みたいなところがあって、古びない
TWOも全然古いと思わなかったし、20年以上前の作品の再演とかもギャップを感じずに楽しめるってすごいことだと思うから、
だからこそアップデートしていってほしい
最後のシーンでなんで手袋してないのかなと思ったら、あれはかっこつけてるけどかっこよすぎだった
大騒ぎのままだんだん明るくなって暗転する、これぞ多幸感なラストがとてもよかった
あたたかいカーテンコールも大好きです
今回結構近い席でした
近い席の時は毎回細かい表情が見えてどきどきしつつ、もう少し引きで見たかったなと思う贅沢。
春はスロウハイツ再演!
環とコウちゃんにまた会いたいなと思える幸せ、楽しみにしています