仮面山荘殺人事件
10/3夜の回観てきました。
スロウハイツぶりのサンシャイン劇場。
キャラメルボックスが活動休止になってショックでさみしくて仕方なかった時に発表された公演だったので、どんな気持ちになるかなと思ったけど、
キャラメルの俳優さんは話し方と声だけであぁ、となるくらい観ているわけで、そんな人たちをまた観られたのは嬉しいけど、当然キャラメルボックスの公演ではないのでやっぱりさみしくなった。
キャラメルの先行でとったチケットだったからかもしれないけど、笑いが起こるタイミング的にキャラメルボックス好きで来てる人が多いのかなあとも思ったし。
平日の遅い回の日だったせいか、男性多めでめずらしい感じだった。あとはまりっかのファンの人なのかな。
原作は読んでなかったけど、清廉すぎるほどに清らかな朋美が東野圭吾だなと思って、
反動で平野綾のコンスタンツェ観たくなった。
何度か起こるどんでん返しは序盤はなるほどね、みたいな感じで観てたけど、最後殺しに戻ってきたと思ったのにXとか呼ぶのね、今のジンの「了解」ってさっきまでと感じ違くない?と思っていたらのどんでん返しにはびっくりした。
ある閉ざされた雪の山荘で、もそうだったけど、ただの山荘のクローズドサークルにはしないところがさすが
銀行強盗が来て密室になるパターンは新鮮だなとか思ってたので、やられた
クローズドサークルものは前から好きなんだけど、舞台と似てるからなのかなと思ったり。
役者が揃って、限られた設定があって、その中で繰り広げられる非日常なやりとりとか。
探偵役になりがちな冷静な執事的なポジションは今回樹里ちゃんで、樹里ちゃん好きなのでうれしかった。かっこよかった。
畑中さんはキャロリングの赤城社長が好きだったので、ああいう役本当に似合う…よい…ってなった。
でも仮面山荘に限らず毎回うーんと思うのは、女が料理して男は酒を飲んで待ってるみたいな描写。
と思って刊行年調べたら1990年なのね、それは仕方ないわ、と思うけど、現代に合わせた価値観でかつ洋館に閉じ込められるクローズドサークルあったら読みたいと思う。
あと、いつもの独白で状況説明するの、演劇でよくあるやつだけど、成井さんの特有なものってあるよなと前から思っていたのですが、あれがわくわくして好きなのは、
どう考えてもリアルではありえないことで、でも客席はそれを自然に受け止めて心動かされてるっていうのが演劇の共犯関係だからなのかなと思った
メルマガで劇団活動はもう少しお待ち下さいって書いてあったの期待していいの…?と思ってるけどどうかな