マリー・アントワネット
2/20夜の回前楽でした。
花總マリーソニンマルグリットの組み合わせの土日が前楽しかなかったけど、無事観れてよかった。
2018MAを観て、歴史を動かすのは、変えるのは自分たちだ、と締めくくるラストが好きだったのと、古川フェルセンよすぎてDVD買ってしまうくらい好きだったので再演も観たいな、と思っていたのでした。
2018の時は昆ちゃんのマルグリットを観たので、ダブルキャストの醍醐味よ、という感じだった。
昆マルグリットの時はオルレアンが吉原光夫さんだったのもあって、オルレアンに利用されてしまっているマルグリットが心配になるようなところがあったけど、ソニン×上原理生さんだとまたパワーバランス違って面白かった。
フィクションだとオルレアンみたいな傲慢な役すごい好きなのだけど、上原さんのオルレアンはまだ支配者にはなりきれていないような青さがあって、それもまたよかったな。
万里生はエリザベートのフランツと芳雄コンサートのお茶目な様子しか観たことなかったけど、正統派イケメンをスマートな情熱でって感じだった。
フェルセン、ってなんだかすべての少女の憧れみたいなポジションな気がするけど、この話のフェルセンはあんまりキラキラしてなくて、わりと無力な存在だな、とふと。
舞踏会のシーンとかはもちろん王子度MAXで楽しいけど。
マリーとフェルセンの最後のシーンの曲が2018と変わってたのは少し残念だったな。
もう最期とわかっているのに、
泣かないで 泣くのは夢が叶わない時 自由や若い日がもう帰らない時
と矛盾したことを歌うのが好きだったので。
前楽だから、YouTubeにも残ってて最高なのだけど、
アンコールでお花さまのまつげがとれちゃって、
わたしまだマリーアントワネット?好き?好き?
と聞いたのに対してきれいですよ、って返すまりおとってもよかった。
ソニンがこの世の中で舞台の幕を上げて公演をやることがどれだけ大変で素晴らしいか、みたいなことを言っていたのにはぐっと来た。
本当に大変な中でエンタメを届けてくれる人たちには感謝しかない。