ウェイトレス
3/13お昼の回を観ました。
高畑充希生で観てみたくない??となって軽い気持ちで行ったけど、前情報まったくなしで行ってしまったので、結構下ネタがきつくて驚いてしまった、というのが1番の感想…。
高畑充希って背が低いイメージがあったけど、舞台上で観たらそんなこともなくてすごいパワフルだった。
モラハラ夫の描写も結構きつかったけど、出産してから、決意を固める歌のところとか、全然自分もそんな辛い目にあってるわけでないけど、現実の自分がパワーをもらった気がしてこれを観に来たんだなって思った。
それにしても、ブロードウェイのミュージカルって、突然決意して突然元気出して突然ハッピーエンドになってここで終わり??となってしまうことが時々ある気がする。
まもはひたすら足長!って感じだった。
客席まものファンで埋まってるの劇場入ってから気がついたのは余談だけど、
少し胡散臭さもありつつキュートな役。
出産のシーンで奥さんといるところに居合わせないといけないのは何事??と思った。
最後、くっつくわけでもなく、独立して店を同僚たちと成功させるラストは現代らしさだったな。
バク転披露しちゃうおばたのお兄さん才能ありすぎてびっくりした。
芸人をミュージカルに出演させるの、この人が出るから観に行こう!を狙っているというより、テレビとかで宣伝しやすくなったり、とにかくやってることを知ってもらうのが目的なのかなと思ってたけど、酷評されてるところあんまり見たことない気がするから、(そんなに多くを知ってるわけではないが)すごい。
webサイトにも劇場にもケンタッキーの広告があって、自分のスポンサーがケンタッキーってどんな人生なんだろう、なんてことも思ってしまった。
マリー・アントワネット
2/20夜の回前楽でした。
花總マリーソニンマルグリットの組み合わせの土日が前楽しかなかったけど、無事観れてよかった。
2018MAを観て、歴史を動かすのは、変えるのは自分たちだ、と締めくくるラストが好きだったのと、古川フェルセンよすぎてDVD買ってしまうくらい好きだったので再演も観たいな、と思っていたのでした。
2018の時は昆ちゃんのマルグリットを観たので、ダブルキャストの醍醐味よ、という感じだった。
昆マルグリットの時はオルレアンが吉原光夫さんだったのもあって、オルレアンに利用されてしまっているマルグリットが心配になるようなところがあったけど、ソニン×上原理生さんだとまたパワーバランス違って面白かった。
フィクションだとオルレアンみたいな傲慢な役すごい好きなのだけど、上原さんのオルレアンはまだ支配者にはなりきれていないような青さがあって、それもまたよかったな。
万里生はエリザベートのフランツと芳雄コンサートのお茶目な様子しか観たことなかったけど、正統派イケメンをスマートな情熱でって感じだった。
フェルセン、ってなんだかすべての少女の憧れみたいなポジションな気がするけど、この話のフェルセンはあんまりキラキラしてなくて、わりと無力な存在だな、とふと。
舞踏会のシーンとかはもちろん王子度MAXで楽しいけど。
マリーとフェルセンの最後のシーンの曲が2018と変わってたのは少し残念だったな。
もう最期とわかっているのに、
泣かないで 泣くのは夢が叶わない時 自由や若い日がもう帰らない時
と矛盾したことを歌うのが好きだったので。
前楽だから、YouTubeにも残ってて最高なのだけど、
アンコールでお花さまのまつげがとれちゃって、
わたしまだマリーアントワネット?好き?好き?
と聞いたのに対してきれいですよ、って返すまりおとってもよかった。
ソニンがこの世の中で舞台の幕を上げて公演をやることがどれだけ大変で素晴らしいか、みたいなことを言っていたのにはぐっと来た。
本当に大変な中でエンタメを届けてくれる人たちには感謝しかない。
DREAM BOYS
1/9夜公演観てきました。
ジャニーズの舞台を観るのははじめてで、SixTONESを好きになってからというものずっと観てみたいなと思っていたので、緊急事態宣言でもう観れないかなと思っていたけど、観れてよかった。
もしうっかり出演者のファンの方がこのブログにたどり着いたとしたら、寛大な心で読み流してください。
入り口でアルコール消毒、検温、チケットはスマホのアプリから。いつかこんなこともあったな、って思いたいから書いておく。
東宝の舞台を観に帝劇行ったことは何回もあるけど、ジャニーズ仕様のは初めてで、同年代の人が多い客層も新鮮だった。
そもそもジャニーズの現場も人生2回目だから少し緊張しながら…。
ストーリーはつっこみどころありすぎたけど、全身でジャニーズのエンターテイメントを浴びた、というのが1番の感想。
オープニングからリングをレーザーで表すのかっこいいし、theジャニーズっぽい螺旋階段やら城やら。
突然ビル群を飛び回るアクションが始まったのには驚いたけど、あの演出すごい好きだったし、岸くんの身体能力もすごい。
あと好きだったのは劇場のシーン。
あの小屋で休みなさい。私が昔建てた劇場よ。のセリフには、???だったけど、ああいう中世ヨーロッパっぽい衣装で踊る演出は楽しいに決まってる。
7MEN侍も美 少年も全員顔と名前わかるから、この子は演技こういう感じなんだ~と楽しかった。
やっぱり岩崎大昇くんは別格に歌が上手いというか、歌い方が他の人とは違ってさすがだった。
ミュージカルでもたくさん活躍できるといいな、と思いました。
おいしい役所の那須くんも弟感かわいかった。
去年はゆうぴーだったと聞いて、それはまた全然違うユウトだっただろうなってそれも観てみたかったかも。
あと試合のシーンでバンドのセットが登場した時はテンション上がった。せぶんめんのバンド生で観られて嬉しかったな。
そしで宝塚OGのお二人の迫力よ…。
確実に物語に厚みを出す要因だった。
圧巻の歌声でした。
いつかジャニーズアイランド?ワールド?違いもよくわかってないけど、そっちも観られたらいいな。
テレビとかであんまり公開されてないジャニーズの世界に触れられて楽しかった。
成井豊と梅棒のマリアージュ
12/27のplat de 成井豊「彼女の空に雪が降るまで」千秋楽を観劇しました
一言挨拶聞いたの初めてだったかも?
観終わってから短編のタイトル見たら話の内容その通りでほっこりした。
ヒトミと銀河旋律のオマージュ?は嬉しいサービス
お皿とテーブルとイスみたいなセット面白かった
演劇という料理を楽しむ的な
短編ごとに覚え書き↓
○ラスト・フィフティーン・ミニッツ
筒井さんと貴子さんの夫婦最高では。
こんな風に誰かのことを想えて、その気持ちを伝えられるって憧れる。
そして、このビデオが本編のラストにつながった時に泣いてしまった。
○たった今好きになった
筒井さんと貴子さんの間に生まれた、樹里さん演じる雪。説得力。当たり前か。
野田祐貴さん演じる高校生(名前忘れちゃった)好きになっちゃうよこんなの、と思った。
この優しい話し方見覚えあるな?と思ったらかがみの孤城にも出演されてた。
○最後の春休み
石森美咲ちゃんと野田さん。
自分の中高の職員室前の廊下のことをすごく思い出した。
制服を着ないで学校に行く非日常感がリアルで甘酸っぱ!って感じ。
○わずか1ステージのラララ
お久しぶりの鍛治本さん。
雪が人気女優の代役をすることに。
演劇フィクションあるあるだけど、わくわくしちゃうよね。
○やっと君に追いついた
高校生の時から好きな人が女優として売れてて、小説家デビューした自分の作品が原作のドラマに彼女が出る、ドラマチックすぎるわりには、湿っぽくもなくあっさりしてる気がした。
岩城とヒトミは惹かれ合わないでしょ、小沢はどうした、と楽しかった。
○花束
雪の人生から少し離れてアベジョーさん監督と娘のもりめさん。
本人も一言挨拶で父親役が多いと言っていたけど、さすがという感じでした。
○最後の最後の1秒まで
病気だなんて、ずるいけど泣いてしまった。
本筋とは関係ないけど、小説家や女優という普通ではない憧れみたいな職業がまぶしく感じたのもこの話。
タイトルを回収するラストよかった。
愛にあふれていて本当に好きだし、これが私の演劇の原点だなと思ったのでした。
ビューティフル
11/14夜の回、平原キャロル回でした。
テレビでLA DIVAお姉さまたちを見て、平原綾香やばくない??と話していたのがきっかけで、B席が残っていたので勢いでチケットを。
キャロル・キングといえばわたしの中ではmiwaがよく好きだってラジオとかで話してたなあという存在でしかなかったけど、こんな人だったんだなあ。
から、キャロル・キングと聞いて、Steve Mcqeen(シェリルクロウ)とTrue Colors(シンディローパー)を連想してしまうけど、違う人だった…
途中途中キャロルたちが作った曲を歌うショーの時間があるので楽しかったし、60年代のアメリカの雰囲気が感じられた気がした。
キャロルは自分に自信がないような役だったから、平原綾香歌う時と別人すぎでは??みたいな気もしたけど、そんなところも音楽でしかできないこと、みたいな表現と言えたりもするのかも。
ソニン×中川晃教なんてみんな好きだと思うからもっと歌うところ観たかったくらい。
久しぶりに帝国劇場に行けたのもすごくうれしかったな。
11月は他にもプロデューサーズを観たけどオーブって1階席は観やすいんだって発見したことくらいしか公開できる感想がないから、ここにそれだけ残す…。
ゲルニカ
9/18夜の回を観ました。
初めてのPARCOシアターだったので、改装後しか知らないわけだけど、こういうビルの中にある劇場の中で結構好きな雰囲気でした。
思った以上に血の話だった。
バスクの話になるなら当然なのか。
記者の、言葉で残されなかったものはなかったことになる、という言葉が印象に残って、ラストで空爆後のゲルニカには立ち入らせず、死者の名前もわからなかった、という展開になったから、さらに印象的になった。
最初と最後、幕間の前後の横並びでクラップ音の演出は兵隊の行進を連想した。
月曜日は市場、の日常の中で戦争が起きていたんだと思ったし、市民の生のエネルギーも感じた。
劇場が閉まってしまってから、劇場で圧を感じたいとずっと言っていたので、これが、浴びたかった圧だ、となりました。
早霧さん演じる女性の記者の人や年老いた人は戦場に行かなくていいからとぶつけていた玉置さんを見て、戦争になったら平等って言えなくなるってこういうこともあるなと。
上白石萌歌ちゃん、ぎほむすを観てから好きでそれで今回もチケットを取ったけれど、生身の生命力というか、純真な子の役が合っててよかった。
乳母と婚約者が度々舞台上に登場したり、全然すべてを受け取れているとは思わないけど、ごちゃごちゃ色々考えるのが好きだし、わっと集中して息をのんで3時間弱観ていたからこそ、ラストのゲルニカの空爆の演出が胸に迫ってくる、こういう時間が好きだ。
かがみの孤城
9/4の夜公演を観てきました。
劇場に行くのは2月の天シェぶり。行き慣れたサンシャイン劇場。気休めだけど、東池袋の地下通路を使ってみました。
ナッポス先行で取ったからすごくいい席だったけど、1番前の席にはビニールが張ってあって、でも席にホームページのQRコードが貼ってあったのは、こういう準備って大変だっただろうなって思った。
ステージの上に大きな柱時計と鏡が7つ、世界観にわくわくして、換気のため楽屋への通路を開放してたので裏側がちらっと見えたのもどきどきした。
こころが夢をするところから始まるんだけど、夢の内容が原作とは違って、なんだろうと思っていたら、孤城が閉じた後のみんなの中にどうやって記憶が残っているのかという話で、ひとつ強くなったみんながいて、すでにそこで泣きそうに。
そしたら、あんりちゃんや多田さんが出てきてそれにもまた泣きそうに。
あとやっぱりダンスと独白が好きだな。想いの強さが伝わってくる気がして。
生駒ちゃんは言いたいことがあるのにそれがうまく言えてない気がする、伝わってるかわからなくて不安だったり、勇気を出して言うことができたり、っていうのにぴったりだった。
れいちゃんがオオカミさまなのかなと思っていたけど、観てみたらたしかにこっちだったわ、となる配役でした。
美咲ちゃんのキャッチーな感じと仮面を外した時の健気な様子に泣かされたし、東条さんもこれこれって感じだった。
原作分厚めなのもあって、最後の七匹の子やぎのくだりとかは原作知らない人わかるかな?と少し気になったりもしたけど、この後どうなるんだっけともやもやするのが嫌でしっかり復習してから臨んだ自分が考えることではなかったかな。
あの時のアキちゃんが孤城のみんなに助けられて、そのアキちゃんが今度はみんなを助けるという展開大好きだし、喜多嶋先生が樹里ちゃんで、辻村作品で樹里ちゃんといえば環でもあるわけで、こういう役が似合うなあと。
もともとキャラメルボックスのカーテンコールは舞台の上の人との距離が本当に近く感じて大好きだし、やっぱりこのカーテンコールが好きだなと思った。
わざわざチケットとって、劇場行って、たくさんのお客さんと舞台の上の人とひとつのことに集中する、この贅沢な時間を大切にしたい…。