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ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812




1/19のソワレを観てきました

チケット即売り切れだーと思ったら戻ってきてるの見つけて!


東京芸術劇場久しぶりで忘れてたけど美しかった

プレイハウスのレンガの壁と赤い座席が今回の舞台にぴったりでした

コメットシートのイスはキラキラしてるし上から吊るされている星と彗星と、劇場の中に入った途端一気にテンション上がった


二階席の後ろだったんだけど、開演前にキャストさんが通路まできてシャカシャカするたまご?を投げたり掛け声練習したり、こういう雰囲気なんだ、ってさらにわくわくして、


トルストイ戦争と平和が原作ということで話が理解できるといいなと少し不安だったけど、まずはじめに登場人物の紹介の曲からで親切なスタート


正直ちょっと聞き取れないところもあったけど、関係がわかりやすくて、華やかで、この曲が1番耳に残ってるかもしれない




1幕はナターシャの恋を中心に進んでいくけど、話の流れと関係なくずっと舞台上にいるピエールから目が離せなくて、どっち観たらいいの状態だった

鬱屈とした生活なんだろうけどどこかコミカル


休憩中に話してて気がついたけど、お父さんまさかの武田真治1人2役だったの驚いた。すごい


あんなにアンドレイに恋い焦がれてたのに、アナトールに急速に惹かれていくナターシャもびっくりだったけど、

美しくて自信にあふれていて恋に盲目なの生田絵梨花はまり役だった

歌がんばってってところもあったけど、超多忙であろう中でこれだけ内側から何かきらっとさせているの観たら、どうか体調に気をつけてがんばってって応援したくなった



ここまでなんとか話の筋を理解していたけど、2幕以降はもう一回観たい〜って感じ


ただ井上芳雄が1人で歌うところ、1幕も2幕も本当に圧巻だった

広い劇場を全部自分のものにするような

初めての生井上芳雄で、それを聴くためにチケットをとったので、大満足でした

最後の彗星が光って近づいてくるところが目に焼き付いてる




二階席で上からキャストがコメットシートを縦横無尽に動いてる様子を見れて楽しかったけど、再演するならあちら側に座ってみたいような落ち着けないから座らなくていいような

どっちにしても劇場でしかできない経験でとても素晴らしかったです